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11猫の賑やか大所帯も今は昔。20年の時を経て、全員虹の橋へお引越ししてしまいました。これにて当blogも店じまいとしたいと存じます。
by.マナ(mana_blog)
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人形霊
「たまには映画が観たい」と思うものの、出不精が災いして観たい作品を見逃すのがここ数年の常。
 最近では、「○○と△△と□□が観たい」と言うと、ダンナに「その中で観られるのは何本かなー?」と笑われる。そして、結局観た映画がゼロで、また笑われる、という繰り返し。
 今年は開き直って、「観たいと思った映画は、映画館に行かずにレンタルで観る」ということにしました。


 長い前置きだったな汗

 で、今回借りてきたのが、「人形霊」。アジアンホラー(韓国映画)です。

 もともとホラーは好きだけれど、それ以上に人形者としては魅かれる要素満載。なにせ全面協力しているのが、韓国DollメーカーのCUSTOM HOUSEさん。カスタムさんとこの子はうちにはいないけれど、これは見るしかないでしょう。うちにもいる子の出身メーカーさんが協力していたら、もっと良かったんだけどね。(笑)

 等身大の着物人形が魂を持ち、自分を作った男を愛した。その男が、男の恋人を殺したという濡れ衣を着せられて嬲り殺されてしまい、60年後、人形が、男に濡れ衣を着せた真犯人と男を殺した人間たちの子孫に復讐する、というのが大筋。
 しかし、見せ場が恐怖シーンのためか、ストーリー背景が今ひとつわかりにくかった。冒頭で、人形が復讐するきっかけとなったエピソードが出て来るのだけれど、さらっと要約してナレーションで流し見せただけ。公式サイトのストーリー説明を読んで、ようやく「なるほど、そういうことか」とわかったくらい。時間の関係もあるのだろうけれど、この辺をきっちり見せておいた方が映画自体も引き締まったんじゃないかなあ、と思う。最後まで、男を殺した4人が男の恋人とどういう関係だったのか(親? 兄弟? 親戚? ただの村人?)というのがわからなかったし。なんとなくアメリカのB級ホラーに通ずる大雑把さがあるような気がする。(^^;)

 前半、殺人が起こる前の部分での恐怖シーンは、いきなり人形の顔がドアップでババーン! とか、ズズーッと出て来て窓枠にかかる手、だとか、「わっ!」と脅かすような古典的なオバケ屋敷の脅かしタイプ。映画館の大画面で見れば肝が冷えそうだけど、如何せん、この手の驚きはテレビ画面では迫力はイマイチだった。もっとも私はそういうのは求めていないので、テレビ画面で充分なんですが。

 山奥の人形美術館に、館長と人形師のジェウォンから「人形のモデルになってほしい」と招待された4人――いちおう主人公(?)の彫刻家・ヘミ、カメラマン・ホン、女子高生・ソニョン、自称小説家で球体間接人形のデミアンを溺愛しているヨンハが、男を殺した人間の子孫。唯一、招待されずにやって来たプロモデルのテスン(実は刑事)が、呪いを使って呼び寄せられた真犯人の子孫だった。人形は彼らを殺すことで復讐を果たそうとする。祖先が罪を犯していたとはいえ、いい迷惑な話だ。

 ジェウォンは、実は人形の魂に体を乗っ取られた女性で、館長の妹だった。館長は、人形から妹を取り戻したいために協力していただけ。しかも、実際に殺していたのは、別の人形――ミナで、ミナは、もともとはヘミが子どもの頃に捨てた人形だった。捨てられても尚ヘミを慕い、「ヘミだけは助ける」という約束で他の人間たちを殺していたのだ。

 一人目の犠牲者はヨンハで、ヨンハが殺される前、彼女が片時も離さずに傍に置いていたデミアンが先に、両目を潰して首を切る、という方法で、“殺され”る。魂を持った人形を殺す方法なのだそうだ。
 それより前、名目上の人形のモデルをするため、ホンがヘミたちの写真を撮っていた時、ヨンハが、「声が聞こえる」とパニックになり倒れた。その時、放り出されたデミアンをヘミが拾い、ヨンハが寝ているソファの横の椅子に座らせたのだけど、デミアンは瞬時にヨンハの胸の上に移動していた――という、ちょっと不気味な展開があり、「デミアンも復讐に協力しているのか?」と思った。後から考えると、デミアンはヨンハを守っていたということなのだろう。ヨンハを守るデミアンが邪魔だったために、ミナはデミアンを“殺”した、と。

 等身大の着物人形は愛する男のために復讐しようとしていた。
 デミアンはヨンハを守ろうとして、“殺され”てしまった。
 捨てられた人形・ミナは、かつての主人を守るために体を張っていた。

 いわば、人形たちの愛憎劇の中に人間たちが放り込まれた世界。訳もわからず殺されたヨンハ、ソニョン、ホンは気の毒だが、かわいそうなのはミナだと思うのは、人形者であるがゆえ?(^^;)
 あれほど慕い守ろうとしているヘミに怖がられ、「あんたなんか大嫌い!」とののしられ、最後まで報われないまま着物人形に“殺され”てしまったミナ。
「あんたなんか大嫌い! 最初からいなかった。私はあんたのことなんて知らない」と言われ、一時はヘミを殺そうとするのに、たった一度、ヘミがバイク事故からミナをかばった時のことを思い出して、思い留まる。「ヘミ、どうして私を捨てるの?」と取り縋って泣くミナを恐ろしげに見下ろすヘミが私には全然理解できなかった。あんなかわいい人形にあれだけ慕われたら私なら大喜びだ。(笑)
 更に、ラストのヘミの「誰が悪いの? 人間たち? それとも、勝手に人間を愛した人形?」って言葉には、「そりゃないだろう」と呆れてしまった。ひたすら人形が人間を想い、その想いは報われない、という話に終始していて、なんだか切ないうえにホラーとしては中途半端だった気がする。
 人形好きにはおもしろみがあるけど、ホラーファンには受けないかも、と思った。
Top▲ | by mana_blog | 2006-03-11 11:34 | 映画鑑賞
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